CRLWest新聞2020Season1 第3週
どうもKS連合です
Day1で一際目立つのがFlash選手の3タテ。後程別コーナーで紹介しますが、1v1で協力とされるメンバーを揃えたChivasのスイープは印象的でした。2v2でも活躍しているFlash選手は他チームにとっては要注意人物になってきそうですね。
2戦目のSpacestation Gamingは今週も勝利。特に1v1のLaPoKaTi選手が絶好調。KOH戦でリバーススイープを防ぎ、チームを勝利まで引っ張ります。全シーズンに比べると全体的に落ち着いたプレイが多く、自分から攻めるというよりは、相手のミスから傷口を広げていくような展開が見られます。また、この日の試合結果でSpacestation Gamingはプレイオフ進出が決定しました!
Day2の1戦目ではTribe gamingが2セットでTeam Liquidを撃破。2v2環境をいち早く模索し、メタとは違うデッキを試作、そして運用。プリンスが強カードになった今シーズンは、エリゴレや鬼枯渇などの高回転、高難易度デッキをどう運用できるかが重要になりそうです。
2戦目も同じく2−0ですが、さすが全シーズン王者のSK Gaming、負けなしのストレート勝ちです。TribeGaming同様メタに踏み込んだ2v2、そして安定のMorten選手による1v1。危なげない布陣ですが、エースJavi14選手の1v1復帰も楽しみですね。
今週のBanカード
プリンス
6月のバランス調整でボムタワー、ロイヤルデリバリー、アースクエイクなど2v2のメタがことごとく下方修正。特にボムタワーの下方は、形を作る系のデッキを大きく強化する形になりました。その中でも直接バフを受け、目立つようになったのがプリンスです。
結果、このカードを対策するデッキと、うまく使うデッキの二種類が現2v2環境の形となっています。そのためこのカードをBanすることで、相手の路線(先ほどの二種類のデッキ) を潰し、自分たちが練習した第3のデッキ(エリゴレやツインゴレなど)を押し付けることができます。
2v2は練習しないとうまく回らない(デッキ慣れが大きい)ため、このようにBanカード一枚で環境をずらすのはとても有効な戦略になります。しかし逆にいえばプリンスをBanすることで何が起きるか把握されていると、見事有利を取られてしまうため、本当にシーズン序盤にしか使えない作戦でもあります。
今週のKOH
オリジナルなのには理由がある
オリジナルデッキで異様な強さを持つものはあります。特に昔環境に衝撃を与えたHANExHANEデッキなどは、そのまま環境メタになってしまうほどに。
しかしそれがオリジナルである所以は、誰もが使えないor単純に使いにくいという理由があるからです。今回Flash選手が使用したデッキも、神器デッキにホグを混ぜるため、作成者以外が使うとホグライダーがカウンターの起点にされてしまいます。そんな邪魔なカードは抜き、カウンターを取られにくいラムライダーや攻城バーバリアンに変えてしまえばいいというのが普通の考え。そこをFlash選手はホグライダーにこだわり、より攻撃力に特化。さらには苦手なカウンターを盤面に残りやすいロケット砲士でいなしています。このように使いにくいけど回らなくはないデッキは、本人にしかギミックがわからないため対策が遅れます。
こうして、2戦目にオリジナルデッキを使うことで、相性無視の自分だけの戦いがFlash選手にはできました。その後に控えているのがデッキを2個バラしているAnaban選手であること。そして3人味方が残っていることで、どこかで相性有利を引けるとの判断での2戦目オリジナルデッキだったのでしょう。このように相手の虚を突くオリジナルデッキの使い方、見事でした!
それではまた来週お会いしましょう!
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